「収納がない」「部屋が狭い」「レイアウトがうまく決まらない」…そんな悩みを抱える人は多いでしょう。
しかし、賃貸でスペースに制限があっても、ちょっとした工夫で広く快適な暮らしは実現できます。
この記事では、収納なし・5畳半の狭い部屋を快適に使いこなすためのコツと、実際のレイアウト例・おすすめ家具を紹介します。
「収納なしの狭い部屋」を窮屈に感じさせないコツ9選
まずは、「収納なしの狭い部屋」を窮屈に感じさせないためにできることを9つまとめました。
これから引っ越す方、模様替えを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 家具を最小限に抑える

狭い空間では、「本当に必要な家具だけを置く」のが基本。
たとえば、ベッド・デスク・収納の3種類にしぼることで、空間にゆとりが生まれます。
「あると便利そう」で置いた家具が、実は空間を圧迫していることも多いので、家具の見直しは快適な部屋づくりの第一歩なのです。
以下のようなリストを作ると、何が必要で、何が不要かが一目でわかるようになりますよ。
<家具選定リスト>
家具 | 必要な理由 | 不要な理由 | 用意する? |
ベッド | 布団で寝られないから | なし | 〇 |
ソファー | くつろぎたいから | あまり使わないから ベッドの上でもくつろげるから | × |
ドレッサー | 座ってメイク・スキンケアをしたいから メイク・スキンケア用品を収納したいから | 洗面台でもメイク・スキンケアはできるから(でも不便…) | △ |
ローテーブル | 勉強・仕事したいから | なし | 〇(ドレッサー付きテーブルでも良いかも) |
2. ベッドやローテーブルは、脚が細長いものを選ぶ
脚が細い家具は床の見える面積が増えるため、視覚的に空間が広く感じられます。
脚が長いと、収納スペースとして活かせたり、掃除がしやすかったりといったメリットも。
3. 「隠す収納」ができる家具は1つにしぼる

収納付きベッドやチェストなどの「隠す収納」は、あれこれ取り入れると逆に圧迫感を生みがち。
おすすめは、ワードローブのような大型収納家具はひとつに絞り、他はオープンにするスタイル。
それでも収納スペースが足りない場合は、ベッド下を引き出し収納にするのも手です。
4. 「見せる収納」を積極的に取り入れる
壁を活かして、オープンラックや吊り棚を活用すると、おしゃれになる他、空間も有効に使えます。
お気に入りの雑貨や本を並べることで、インテリアとしても楽しめる空間に。
さらに家具の色や高さを揃えると、ごちゃごちゃ感を防げます。
5. デザインや色を統一する
デザインや色がバラバラだと、それだけで部屋が雑多な印象に。
ナチュラルやモダンなどのデザインで統一したり、白・木目といった色や素材で揃えたりすると、“整った空間”に見せやすくなりますよ。
6. 明るい色をベースにコーディネートする
白・ベージュ・ライトグレーなどの明るい色は、光を反射して部屋を広く見せてくれます。
壁紙やカーテン、ラグのような大きな面積を占めるアイテムは、ぜひ明るめカラーで統一してみてください。
7. デッドスペースを収納にする

家具の横や下、窓の上など、“空いている空間”を逃さず使うのもポイント。
デッドスペースを見つけたら、「収納スペースがあった!」と前向きに捉えて、活用してみてくださいね。
8. 人ひとり寝転がれるくらい床が見えるようにする
床の見えている面積=開放感に直結します。
部屋の中央を空けて家具を配置すると、部屋が広く感じられるでしょう。
5畳半の狭い部屋では、人ひとりが寝転がれるくらい床を見せられるのが理想です。
9. 断捨離してものを減らす
いちばん効果的なのが“持ち物そのものを減らす”ことです。
使っていないコスメ、古い洋服、使いづらい家具は、思いきって手放してみませんか?
ミニマルな暮らしが快適空間への第一歩です。
【実例】5畳半・収納なしの部屋レイアウト
ここでは、実際に5畳半・収納なしの部屋で暮らしている人のレイアウト例をご紹介します。
ポイント① ロフトベッドで空間を有効活用

床面積を確保するために、ロフトベッドで“縦”の空間を活かすスタイルが効果的。
ベッド下には、デスクやチェストを入れて1台2役のレイアウトに。
(筆者はハシゴ苦手派なので、ロフトベッドは断念しましたが…!)
ポイント② 壁面にオープンラックを設置

隠す収納をやめて、オープンラックにシフトすることで広々とした印象に。
毎日、お気に入りの雑貨や本が目に入るので、部屋にいるのが楽しくなりますよ。
ポイント③ 色と素材をナチュラル系で統一

全体を白とウッドカラーでまとめたレイアウトは、圧迫感を感じにくく、おしゃれでリラックスできる雰囲気に仕上がります。
5畳半の部屋にはこれ!実際に買ってよかったおすすめ家具6選
最後に、5畳半の部屋を広く見せたいときにおすすめの家具を10個紹介します。
私が実際に使ってみて「良かった」と思ったものを集めました。
お気に入りの家具が見つかったら、ぜひ楽天をチェックしてみてくださいね!
モダンデコ|すのこベッド

モダンデコのすのこベッドは脚が約20cmあるので、狭い部屋にもぴったりです。
スリムなヘッドボードが付いているので、場所を取らず、スマホや時計などを置けるのも魅力的。
ワイエムワールド インテリア|ラダーラック

つっぱり棒で固定させるだけの簡単ウォールラック。
壁を傷つけないので、賃貸のマンションでも気軽に利用できます。
インテリアのゲキカグ|本棚

奥行きが22.5cmとスリムで、5畳半の部屋に置いても圧迫感がありません。
本棚としてはもちろん、雑貨類を飾るディスプレイラックとしても優秀ですよ。
家具350 インテリア家具・雑貨|ドレッサーテーブル

こちらはドレッサー機能もあるローテーブルです。
収納力が高いだけでなく、脚も長くて圧迫感が少ないのもポイント。
家具・インテリアのMINT|ワードローブ

こちらのワードローブは、奥行きが58.5cmあるとは思わせないデザインが魅力。
抜け感のあるルーバー仕様の扉と、爽やかなホワイトが部屋を広く見せてくれます。
かぐわん|コレクションケース

お気に入りのフィギュアやぬいぐるみなどは、コレクションケースに入れて見せる収納にしてみませんか?
こちらのケースは背板が鏡になっているので、部屋に奥行きがあるように見せる効果もあるのでおすすめです。
最後に
収納がない、部屋が狭い。そんなハンデを抱えていても、ちょっとした工夫やアイテム選びで部屋の印象は大きく変わります。
この記事で紹介したコツやレイアウト実例が、あなたの部屋づくりの参考になれば幸いです。
ぜひ、自分らしい“抜け感のある空間”を楽しんでみてくださいね!