うつ病中に起こる肌荒れ。健康時との違い・効果があったケア方法

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うつ病治療中は、健康だった頃と比べて、乾燥やニキビ、くすみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

私自身も、うつ病になってから肌荒れが気になるようになりました。

今回は、うつ病中に経験した肌の変化や健康なときとの違い、そして実際に効果を感じたケア方法を紹介します。

【実体験】うつ病中に起こった肌荒れ・健康時との違い

自分の肌を見つめる人

私は、うつ病になる前は軽い乾燥以外、特に気になる肌トラブルはありませんでした。

しかし、うつ病になってからは、ひどい乾燥やニキビ、くすみなど、さまざまな肌悩みがあらわれるように。

ここでは、うつ病中に実際に経験した肌荒れについて紹介します。

冬に軽く乾燥する→年中乾燥している

健康だった頃は「冬に少しカサつくかな?」と感じる程度でしたが、うつ病になってからは季節を問わず乾燥するようになりました。

特に悩ましかったのが、痛みやかゆみ、そして唇の皮が毎日のように剥けること。

 

顔だけでなく、手の乾燥もひどくなりました。

以前は素手で洗剤を触っても荒れなかったのに、水で手を洗うだけでカサカサになるように。

肌が強かったぶん、こうした変化には大きなショックを受けました。

凹凸の少ない肌→ニキビ・吹き出物が常にある肌

これまでは、小鼻にぽつんとできる程度だったニキビや吹き出物。

それがうつ病になってからは、頬・おでこ・あごなど、顔のあちこちにできるようになりました。

しかも、ひとつ治ったと思えば、すぐに別の場所に…と、常にどこかにニキビがある状態が続いたのです。

 

肌の凹凸が目立つと、メイクでも完全には隠しきれません。

もともと外出が億劫だったのに、さらに出かけるのがつらくなりました。

血色の良い肌→くすみのある肌

うつ病中にふと鏡を見て驚いたのは、くすみの目立つ肌でした。

健康時はメイクをしていなくても、頬はチークを塗ったようにほんのり赤く、唇はきれいなピンク色をしていました。

しかし、いつの間にか、肌全体が土色っぽく、血色感がなくなっていたのです。

「えっ、こんな顔だったっけ…?」と、思っていた自分のイメージとあまりに違っていて、鏡の前でしばらく立ち尽くしました(笑)

アレルギーなし→強烈なかゆみ

アレルギー体質ではないはずなのに、うつ病になってから、強いかゆみに悩まされるように。

とくに症状がひどいときには、発疹のようなものが出ることもありました。

でも、不思議なことに、うつ病の症状が落ち着くと、ぴたりと治まるのです。

原因がはっきりしないぶん対策もむずかしく、結局は、かゆみ止めのクリームを塗るしかありませんでした。

うつ病中の肌荒れ。考えられる原因は?

憂鬱そうな顔をしている人

私の場合、うつ病が少しずつ回復するにつれて、肌荒れも落ち着いてきました。

その経験から、うつ病中の生活習慣が肌荒れの原因になっていたのではないかと考えています。

ここからは、実際に感じた肌荒れの原因についてお話ししていきますね。

運動不足

うつ病中は、外出することがほとんどなく、家の中でもあまり動かずに過ごしていました。

このような運動不足の状態が続くと、代謝が落ちて、古い角質が肌にたまりやすくなります。

実際、私の場合もニキビや吹き出物が絶えなかったのは、運動不足が影響していたのではないかと感じています。

栄養不足

栄養バランスを気にするようになってから、明らかに肌トラブルが減ったので、栄養不足も肌荒れの大きな原因だったのではないかと思います。

 

うつ病になったばかりの頃は食欲がなく、まったく食べられない日や、お菓子を少し口にするだけの日、1日1食で終わる日が続いていました。

このような状態では、肌に十分な栄養が届かないのも無理はありません。

しかし、抗うつ薬が効いて少しずつ食事が取れるようになってくると、肌の乾燥やくすみが徐々に改善されていきました。

スキンケアのサボり

お風呂に入る回数が減ったり、朝・晩の保湿ケアをサボったりしたことも肌荒れの原因になったと考えています。

うつ病の症状がひどかった時期は、お風呂は2〜4日に1回、保湿はお風呂に入ったときだけ行う程度でした。

そのため、余分な皮脂や汚れが毛穴に詰まったり、肌が乾燥したりしてもおかしくありませんね。

ストレス

ストレスが肌荒れに関係していた可能性もあります。

仕事や家庭でのトラブル、人間関係、思うように動かない体…。

うつ病になってからは、挙げればきりがないほどのストレスを感じていました。

全身のかゆみも、もしかするとストレスが原因だったかもしれないと、医師に言われています。

効果的だったケア方法|スキンケア編

スキンケア用クリームとハーブ

ここからは、うつ病治療中でも取り入れやすいスキンケア方法を紹介します。

肌荒れは気分を落ち込ませるだけでなく、ヒリヒリ痛んだりかゆくなったりして、ストレスを感じますよね。

そんなときは、以下のようなシンプルなスキンケア方法を試してみてください。

オールインワン・スプレータイプの保湿アイテムを使う

化粧水・乳液・美容液・クリームの役割をすべて果たしてくれるオールインワンは、うつ病患者さんの味方です。

サッと一塗りするだけで保湿できるので、元気のない日でも「これだけは塗っておこう」と思えます。

 

枕元に、スプレータイプの保湿アイテムを置いておくのもおすすめ。

乾燥による痛みやかゆみを感じたとき、サッと保湿できますよ。

 

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シャワーだけでもOK!なるべくお風呂に入る

体がほとんど動かない、うつ病のピークを乗り越えたら、なるべく毎日お風呂に入るように心がけましょう。

シャンプーやボディーソープは毎日使わなくても大丈夫です。

シャワーでサッと流す日があるだけで、肌荒れしにくくなります。

 

何も手がつけられないくらい辛い時期には、無理しないでくださいね。

肌荒れは、元気を取り戻してからでも改善できます。

ゆっくりと、時間をかけて改善していきましょう!

効果的だったケア方法|生活習慣編

並べられた野菜や果物

続いて紹介するのは、生活習慣によるケア方法です。

自分の今の状態を考えて「これならできるかも」と思うものを試してみてください。

少量でも栄養バランスを意識した食事をする

量は気にしなくても良いので、炭水化物・タンパク質・野菜をバランス良く食べるよう心がけましょう。

お菓子だけ、おにぎりだけ…といった偏った食事よりも、肌の調子がぐんと良くなりますよ。

 

サプリメントや野菜ジュースを飲むのも効果がありました。

咀嚼の必要がないので、食欲がわかない日でも気軽に摂取できますよ。

私はサプリメントと野菜ジュースを毎日飲むようになってから、乾燥しづらく、血色が良くなったように思います。

よく寝る

睡眠は、ストレスによる肌荒れを防ぐために大切な要素です。

 

私は、うつ病になって間もない頃、ほとんど眠れていませんでした。

しかし、睡眠導入剤てぐっすり眠れるようになってから、ストレスを感じにくくなりました。

眠れない時間にしがちな考え事がなくなるからかもしれませんね。

 

また、十分な睡眠は肌のターンオーバー(新陳代謝)を促し、健やかな肌を保ってくれます。

古くなった角質などをしっかりと排出できるようになるので、肌荒れしにくくなるのです。

心と体の健康のために、夜はたくさん眠ってくださいね。

元気な日は、じんわり汗をかくくらいの運動をする

だいぶ元気な日が増えてきたら、運動してみるのはいかがでしょうか?

運動は代謝アップやストレス発散になります。

 

おすすめは、ストレッチ、その場足踏み、エアロバイクなど、室内でできる軽い運動です。

外出する必要がないので、ハードルが低く、継続して運動しやすくなります。

息切れする強度だと、逆に体調を崩すこともあるので、軽く汗をかく程度の運動をするのがポイントです。

最後に

ただでさえ心が疲れているというのに、肌荒れした自分の顔を見ると、さらに落ち込んできますよね。

しかし、うつ病中の肌荒れは、あなたが辛い思いをしながらも必死に生きている証。勲章です。

 

今回、うつ病中でもできるケア方法を紹介しましたが、これらに取り組むのは心が回復してからでも大丈夫ですからね。

ケアして肌荒れが改善することで、あなたの症状が良くなりそうなら、試してみましょう。

 

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。